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  • 3月のふり返り|春の訪れ

    3月のふり返り|春の訪れ

    3月はどんな時間が流れていたかなと振り返ってみると、繊細、ゆらぎ、目覚め、そんな単語が思い浮かぶ。
    アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃がはじまり、自分が生きているうちに”戦争”に対する不安を感じることがあるなんてと、受け止めきれない日々が続いているように感じる。それでも日々はまだ平和な空気で過ぎていくので、時々パラレルワールド感に訳が分からなくなるような感覚もあり。

    季節の変わり目、春に向かうこの時期は気温やお天気の変化にと、自律神経が乱れやすい環境に加え、不安な日々に気持ちも体調も繊細というかナイーブさが現れる日々だった。
    そのせいなのか春に向かうというのにどこか硬直した胸の内が春にも動かない。桜が咲くのも今年はどこか遠い世界のように感じる。

    とは言え季節は待ったなし、この時期の森の様子をどんなだろうと、雨上がりに祝戸の森へ向かう。
    石舞台古墳の駐車場に車を止め、公園の中を抜けて遊歩道へ。そこから森に入っていく急登の階段をゆっくり上がる。息が上がるので時々立ち止まりながら。雨上がりのせいなのだろうか、鳥たちの鳴き声が止むことなく四方から降ってくる。時折光が差し込んでくると苔むした階段や、葉っぱたちが明るく輝いて美しい。日陰の森独特の匂いも強く鼻をくすぐる。あぁ気持ちがいいなと深く胸いっぱいに呼吸が広がる。

    この時期の森は芽吹きにはもう少し、まだどこか静かで、でも鳥やそして虫たちは動きはじめている。そうか虫の季節かとちょっとした鬱陶しさも思い出した。
    それから我が家の庭にもあるヒサカキと同じ微妙な香りがあちこちに漂っていて、香りは微妙だけれど森と庭のつながりを発見してうれしくなった。
    こうして森に足を運び、そこにある自然を感じるとほっとする。ただほっとする、そんな時間をみなさんと共に過ごしたいと改めて思った。

    4月の森林浴の会では、できるだけそれぞれが好きに森で過ごす時間をたっぷり味わっていただける予定です。相変わらずの広報をがんばらねば、の状況だけど小さくともながーく続けていきたい。

    光が差し込む瞬間がうれしい
    芽吹きにはもう少し

    そうしてこの数日、新芽が芽吹きはじめたのを見て、そのぐんと目覚める力に励まされるように、ようやくわたしの心もうきうきと春に駆け出していくのを感じる。芽吹きの、あのピュアな明るさ、溢れる純粋なよろこびのようなエネルギーにじわじわと感動。

    春ですね!森でお会いしましょう。

    アイピローが気になる愛猫じーにゃん

    「五感で触れる」、今回はちょっと番外編のような文章です。
    アイピローを買いました。目には自律神経が集まっていて、軽い圧をかけたり、あたためた手のひらでそっと覆うことで副交感神経が働きはじめリラックスにつながるとのこと。
    パソコンやスマホで毎日最も酷使されているのはきっと”目”。緑を見ることも目を休ませるには良いけれど、毎日の習慣として簡単に取り入れられるアイピローが良さそうだと思ったのです。

    ネットで色々見て「ムジナの庭」さんの玄米アイピローを購入。自然素材でヨモギの香りが選べた点、長めに作られているところ、製造全体に信頼を感じられる、そんな感じです。
    寝る前にアイピロー使うようになってから、前よりぐっすり眠れるような気がします。(わたしは睡眠が浅い方で夜中に目が覚めたりするのが減ったように思います)それから起きた時に目の周りがすっきり軽く感じます。(温めは無しでそのまま使っている)これはいい感じです!
    シャバアーサナのときにも、夕方に疲労を感じるときにちょっと横になって使うのもすっきりする。
    ずしっとした重みが思った以上に心地よく、ヨモギの香りがしっかりするのも気に入っています。

    新年度がはじまって、環境が変わってどきどきしたり、忙しくてバタバタしたりが続いている方も多いのかなと思います。
    色んなケアアイテムに助けられながらできるだけすこやかに、春をたのしみましょう。

    それではまた来月に。

  • 11月と12月のふり返り|かんたんに、どうぞ

    11月と12月のふり返り|かんたんに、どうぞ

    11月をふり返ることなく12月も終わり年が明けた。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
    わたしは今日(元旦)は近所の神社まで往復で小一時間ほど歩いて初詣に行きました。川沿いの木々の茂る道、田畑に囲まれた田舎道を歩きながら、お正月特有のこののんびりとした空気が好きだなぁとしみじみと味わい、お参りをしてきました。
    久しぶりにしっかり歩いて、こうして歩くことでしか満たされない何かってなんだろうといつも思うことをまた考え、からだと心が今確かにここにあるという実感とよろこびなのかなと思いつつ、帰宅してお雑煮を食べました。歩いたあとのごはんの染みることといったら!

    言葉だけがどんどん前に出て、わたしを追い越してしまうようで、やめてしまった日記をこんな風にまた、再開しようかなと思う新年です。

    ということでかんたんに11月と12月のふり返りを。

    木々が色づき、そうしてシルエットをあらわす季節。
    飛鳥での甘樫丘での森林浴&ヨガ、日に日に変化する近くの山々の景色、拾い物と作り物と過ぎていった日々。寒さの心配があったけれど、今年の様子を振り返ると秋の森林浴は11月後半まで楽しめそう。2026年は色づく森でみなさんとご一緒できたら。

    11月の『飛鳥の森で 森林浴』には、国営飛鳥歴史公園のスタッフの方が参加してくださって、公園の成り立ちや森の様子についてお話していただいた。公園を整備したときに植えられたカシ類の樹々が、ぼちぼちと寿命を迎えるので危険な木は伐採したりと手入れが進んでいるとのこと。森は同じ場所にあって変わらないように見えても、生き物たちは交代を繰り返し移ろっていく。そのゆっくりと長いスパンで進んでいく自然の変化を感じ、受け止められるまなざしと知恵があったら、それはどんなにか強く賢いことだろうと思う。
    カツラの広場(勝手にそう呼んでいる芝生広場)で甘いキャラメルの香りをたのしんでヨガをしてお茶をして、のんびりとしたひとときになりました。ヨガの後のさっぱりとしたお顔が印象に残っています。
    個人的に、この後の紅葉の時期の飛鳥の風景を楽しみにしていたけれど、なかなか時間が取れずに足を運べず。それだけが秋の心残り。

    近所の山々、いつもの散歩道で秋を満喫して、少しだけ拾い物をして、庭の植物とあわせてオーナメントを作った。たのしい。

    ナンキンハゼの葉と実のオーナメント 素朴な質感が好き
    こちらはぶらぶらオーナメント、拾い物と庭の植物で

    12月はご近所さんたちと近くの明神山にハイキングへ。頂上に出るとぐるっと360度の眺望をたのしめる。無料(タダってすごいね!王寺町やるねーと同行したみなさんと盛り上がった)の望遠鏡をのぞくと、東大寺も興福寺(五重塔は覆いを被っていますが)も、明石海峡大橋も蓬莱山も見えてとてもたのしい。蓬莱山は肉眼でも白く見えたけど、望遠鏡で雪のついた山肌まで見えて美しかった。
    足元は舗装された道が続くも、木立に囲まれる中、木漏れ日、木々や土の香り、清涼な空気に日常の喧騒がぐっと遠くなって、場所を変えて気分を変えて、日々の滞りが消えていくような時間になりました。

    明神山の山頂の展望台からの眺め
    光に映える緑と赤

    年の瀬も迫る頃、町内に熊の目撃情報が出て、緊張が走ったけれど町の公式発表ではイノシシとのことでした。
    生駒山系にはまだ熊は見られていないけれど、時間の問題かなと周囲の人たちと話しています。そうなった時にどんな風に暮らしていくのだろう。熊と言えば少し前に読んだ『たくさんのふしぎ となりにすんでるクマのこと』(菊谷詩子 文・絵)がツキノワグマの豊かな生き方に触れられてとてもよかったです。もちろん熊はとっっても怖ろしい。そして同時に魅力的な生き物。いのちの管理になってしまわないような対策をと思います。

    :::

    さて、冬の寒さも本番。”冬の養生はがんばらない”と有名な漢方の先生が仰っていました。早く寝て遅めに起きて、体を温め、できるだけ頑張らず…春にむけてゆっくりと力を蓄えましょう。

    それではまた来月に。

  • 10月のふり返り | よく森に通ったら…

    10月のふり返り | よく森に通ったら…

    10月も残り数日。我が家の金木犀がようやく香りはじめた。
    SNSをさかのぼってみたら、昨年に比べて2週間ほど遅い。今年の猛烈な夏の暑さに樹木が弱ってしまったのかもしれない、今年は咲かないのかもしれない、と気になりながら数日前に確認したら、薄緑のつぼみが見てとれた。
    それから今朝、再び見てみると、うっすら金木犀色に色づいていて、そして今、夕暮れの風に乗ってほのかに香りが部屋の中に流れ込んできている。つぼみの頃から香ることを知ったのは、この家に引っ越してきて、庭に金木犀のある暮らしのおかげ。
    花が落ちるまで、窓を開けてしあわせな香りと深呼吸する、束の間の日々をたのしもう。

    ということで、10月のふり返り。

    10月は半ばの頃に、そして11月のはじめに森林浴の案内があるので、準備も含めて何度も飛鳥の公園に通った。
    おかげで、いくつかある森のルートにも詳しくなった。今日はいつもと違うルートを歩いていたら、一人で来たけど展望台までの道に迷ってしまったという方に道を聞かれ、地図を見て現在地と最短距離を自信を持って答え、結局一緒におしゃべりしながら展望台まで案内した。複雑な道ではないとは言え、知らない人に教えられるくらいには馴染んでいるのだな、と大げさだけど、ほんの少し誇らしいような気持になった。

    わたしにとっても飛鳥の公園は、地元ではないし歴史も含めて知らないことが多い土地。それでもこんな風に案内できるようにまでなっていることに小さな驚きとうれしさがある。

    それから今回の森林浴のお知らせに関して、明日香村の「森ある暮らしラボ」さんにチラシを置いてもらえたことはありがたい出来事だった。何事もはじめるためには告知が悩ましく、SNSだけでなく、リアルでも知ってもらえる機会を増やしていけたらいいな(もし奈良で置いてくれる方がいたらぜひ!)。
    ちなみに森ラボさんでは、週末には美味しいコーヒーが飲めます→識-シキー
    森を感じるお菓子も食べられます→

    森ある暮らしラボさんの外観、コーヒーはテイクアウトもできます
    森で採取したクロモジを練り込んだクッキー。口に入れるとふんわり香ります。

    10月の会は、5月にも来てくれたMさんとの森林浴。天気予報は晴れの予報だったけれど、朝から不安定な空模様で小雨が降ったり…。
    でも、途中で太陽の光が差し込む時間もあって、木漏れ日キャッチの光のダンスが本当に美しかった。
    最後にきいてみると音でリラックスを感じやすい耳タイプのMさん、日常にある心地のいい音をキャッチするヒントが見つかったようでうれしいです。森での時間から日常へとまなざしが広がっていく― そんなことも大切にして案内しています。
    午前中の数時間だったけれど、わたしはなんだか一日中森にいたような感覚があって、そしてほどよい疲れがあって、一緒に森で休息させてもらいました。

    光あふれる木立にて
    おやつとお茶は大事

    そして、11月へと続く…。

    さて、秋になってこれからしばらく、やわらかい光の美しい季節。
    森の木漏れ日はもちろん、でも日常の中でもきっと探してみるとあちこちで出会えるはず。
    わたしはカーテン越しに差し込んでくる朝日、そして床に落ちる陰影に毎朝感動しています。

    美しい光に出会ったら、ゆっくりと眺めてみるのがおすすめです。

    普段スマホやパソコンを凝視してぎゅっと緊張した目元がふんわりとゆるみますよ。
    目元がゆるむと頭がゆるんでふぅっと呼吸もゆるんできます。
    できればそのまま頬もやわらかく引き上げて。

    年末に向けて徐々にスピードアップしはじめる11月。できるだけわたしのペースで、たんたんと歩きましょう。

    それではまた来月に。